戸沢中学校だよりNo44 2010 2.16 文責 : 清水 国昭
☆ 風に光に 確かな春を感じる 如月です。
今年の冬は暖冬少雪どころか、いまだに本格的な冬将軍が居座っています。「雪が解けたら何になる?」という質問に「水になる」ではなく、「春になる」と答えた子どももいたという話があります。
立春も過ぎ、暦の上ではもう春・・・。春は間違いなく、一歩一歩近づいています。日照時間が延び、「光の春」を実感できます。
《2・16早朝 雪の中で春を待つ校門》
○ 志は高く、努力は地道に・・・
2月上旬で私立高校の入試もほぼ終了しました。あとは3月10日(水)の公立高校
の一般入試のみとなりました。本校の卒業生は例年、約4割が私立高校、6割が公立高
校に進学しています。私立高校を専願で受検した場合は、早く進路が決定します。
3/16の卒業式まで、みんなで一緒に同じ志を持って学習し、生活するという気持ちで
います。体調管理をしっかりして、あと1カ月乗り切っていきましょう。
また、3年生で寸暇を惜しんで朝学習、昼学習に取り組んでいる生徒がいます。分か
らないことをそのままにしておくことは、精神衛生上よくありません。分からないこと
は教室でも職員室でも遠慮しないで、どしどし教師に質問して欲しいと願っています。
私たちはそれぞれの教科のプロとして、いつでも対応できるように準備しています。
○○ 「戸沢中学校の教育を語る会」の話題から
1月29日(金)に第3回の会議を持ち、2学期の学校教育アンケート(「風薫る学
の庭」No.43に掲載)を基に、後期の学校経営の成果と課題、そして平成22年度の
学校経営の方針について話し合いをしました。話し合いの内容は以下の通りです。
○保護者アンケートの結果から評価が高かった5項目について
・@登下校の安全指導 A地域に開かれた学校づくり B職員の一生懸命さ C生徒一人ひとりの学力を伸ばす努力 D生徒の地域行事への参加については、約8割以上(ABCD4段階評価のABを合わせたもの)の高い評価で、今後もぜひ継続して実践してほしい、との意見でした。
○達成率が6割を切っている【あいさつと思いやり、家庭学習】について
・あいさつ
小学生と違い十分大きな声とまではいかないが、相手の目を見て挨拶をしたり、挨拶すると恥ずかしい反面にっこりしたりする場面もある。そういう意味では前よりもよくなってきてはいる。でも、人間関係の潤滑油とも言える挨拶はその行為自体が大切と考える。もっとしっかりできて当たり前ぐらいにしたいものです。
・家庭学習の時間
学校で具体的な時間のめどがあるか質問がありました。基本的には《学年+1時間》を掲げていますが、実際にはかなり厳しいのではという意見もあります。量的なものだけでなく、しっかり質も確保していく必要があります。2/19(金)の学年末テストに向けて、家庭学習時間調査、生徒会による「自学クラスマッチ」も計画しています。日常の中でもしっかりと家庭学習の時間を確保したい。
○今年度の新たな取り組み、休日のヘルメット着用について
・基礎基本テストの6回実施、様々な検定試験への挑戦
高く評価する声が多かった。英検は全員受検させているが、他の検定(漢検、数検、歴検等)についても、もっと奨励してほしい。また、年度当初に期日・受検料等が一覧でわかるようにしてほしい、との意見も寄せられた。
・親子リサイクル活動
中学生は忙しくて、親子で一緒に活動する場面が少ない。この活動はそういう意味で貴重な体験なので、ぜひ来年度も継続したい。今年度は学校行事として行ったが、来年度はPTA行事として実施したいと考える。時期、方法については検討の余地がある。地域、保護者、学校が一体となった活動が楽しみである。
・休日のヘルメット着用
安全上ぜひ被らせたいという意見である。来年度はヘルメットを現在使用中のもの、それにもう1種類のより軽くて被りやすいものの2種類の中から選んでもらうことも検討した。2/7の新入生オリエンテーションの時に保護者、生徒にも実際に現物を見せながら説明した。「車とシートベルト」のように「自転車とヘルメット」とセットで考えられるようにしたいと考える。
《お願い》
※地域との関わりの中で来年度、2年生の修学旅行時(9/1〜3東京方面の予定)に戸沢村出身の方で関東方面で働いている方々の職場訪問を考えています。生徒の希望職種もありますが、協力していただける方をぜひ紹介してください。2/4(木)「地域と学校づくり」の会議の中でも話題にしました。よろしくお願いします。