戸沢中学校だより No.40 200910・7 文責: 清 水 国 昭
※澄み渡る空に 稲の波輝く 神無月です。
秋の澄んだ大気が心地よい時期。空はあくまでも澄み渡り、遠くの山々もはっきり見えます。秋の語源は「飽き」。つまり穀物が飽き満ちる季節からとか。実りの秋を大事にしたいものです。平成21年度も丁度半分が過ぎ、折り返し地点です。学校全体も「収穫期」に向かいます。 今月末には、学芸発表会、合唱コンクールもあります。毎日、校舎から合唱の声が響き渡っています。
(PHOTO:10月6日朝 整然と並んだ自転車の数々)
☆ 「戸沢中学校の教育を語る会」(地域の学校づくり推進委員会)の話題から
9/17(木)に今年度3回目の「戸沢中学校の教育を語る会」が開催されました。当日は保護者による給食試食会(19名参加)、新人大会の壮行式、授業参観もあり、保護者をも含め約60名の方々に参加して頂きました。学校から「1学期の保護者アンケート」(「風薫る学びの庭」No.39)を資料に学校経営について説明した後、次の3点について話し合いを持ちました。今後の学校運営に生かしたいと考えています。ありがとうございました。
・あいさつについて
あいさつをする生徒、しない生徒が固定化していて、学校全体にあいさつが行き渡っていない感がある。学校だけに任せるのではなく、まずは地域全体での包括的な取り組みが必須である。大人から手本としてあいさつをし、範を示していくことが大事なのではないか。「おはよう」で気分を害する人はいない。「大人が変われば子どもが変わる。」地域・保護者・学校全体で取り組んでいくことが大事である。
昨年7月、3年生を対象に本校で講演していただいたマナートレーナーの斎藤美沙子
氏は、あいさつの重要性について次のように述べている。ぜひ参考にしていきたいものである。
(1)お互いに気持ちの良い場を作り上げる。
(2)自分を知ってもらう良いチャンスの場である。
(3)あいさつをするということは、相手に関心を持っている証拠である。
(4)あいさつは気づいた者から先にする。
(5)あいさつは、相手に聞こえなければ意味をなさない。
・登下校の安全確保について
自転車の乗り方については、かなり改善されてはいるがまだまだ課題も多い。戸沢中学校は1年間を通して、生徒が自転車を利用する頻度は間違いなく最上でトップクラスにあると自負している。戸沢中学校の校門脇はすぐに県道34号線が通り、登下校時は丁度ラッシュの時間と重なる。さらにこれからは日暮れも早まり、まさに「秋の日はつるべ落とし」である。いくら注意しても注意し過ぎることはない。
特に話題になったのは、ヘルメットの着用である。現在は登下校の時に強制的に被
らせているが、委員の方々からはもっと積極的な意見がでた。「命を守る」という視点
から、休日等子どもたちが友達の家に遊びに行く時も含めて被らせたいという意見である。これもあいさつ同様地域住民、保護者、学校が同一歩調で努力目標として取り組んでいきたい。「自転車とヘルメット」はワンセットとして考えていくことが必要である。
・家庭での学習時間の確保について
本校の生徒は部活動等で忙しい面もあるが、アンケートでは相変わらずテレビやビデ
オ、DVD、そしてインターネット等に費やす時間も実際多い。平日でも2時間以上テレビやビデオ、DVDに費やす生徒は60%前後、同じく2時間以上インターネットを使う生徒は30%で全国平均よりもかなり割合が高い。睡眠時間は全国とほぼ同じ水準であるので、勢い家庭学習の絶対量が断然少なくなる計算になる。
中学の学習は学校で勉強したことを、しっかりとした家庭学習によって自分のものとして定着させていくことが必要である。この過程なくして学力向上は期待できない。生徒一人ひとりが自分の目指す進路達成に向けて、自分で時間をしっかり管理し、家庭学習に振り分けていく強い覚悟がほしい。
☆☆ PTA早朝作業ありがとうございました。
9/26(土)に松坂地区以外の戸沢小学校区の保護者の皆さんにPTA作業をお願いしました。当日は草刈り、駐車場のライン引きをお願いしました。新人大会(陸上、相撲)に出場する生徒の出発と重なり、見送りもしていただきました。ありがとうございました。